信玄の母

作詩 中込 正 作曲 望月吾郎
        編曲 坂下 滉

昭和57年前後

唄 いそべみつぎ


 春は花 秋は紅葉のいろいろも
 日かずつもりて散らばそのまま


1 辞世はいまも 花の声
  合わす手胸に 慈母の面影
  嫁ぐ 永生十年の
  運命の道よ 風騒ぐ
  ああ 波あらし 甲斐の川
    

2 産声高く 天をつき
  石水寺に 明日を呼ぶ
  武田の城を 夢として
  天下を開け 勝千代よ
  ああ 雲もなし 甲斐の山

   
3 愛宕の山の 月の影
  吉野桜は 咲き染めて
  信玄の母 永久に
  御霊は眠る 長禅寺
  ああ 徳薫る 甲斐の空