昇仙峡
   作詞 麻 こよみ  作曲 弦哲也
                編曲 伊戸のりお

           平成22年

         唄 水森かおり

1 息を呑むような 景色さえ
  涙で見たら 霞んで見える
  あんなに優しい 笑顔の裏で
  別れを決めて いたなんて
  長潭橋に たたずめば
  せせらぎしみる 昇仙峡

2 ふたり何度も 話し合い
  埋められなかった 心の溝は
  無理にもあなたを 引き止めてたら
  できたでしょうか やり直し
  二度とはもとに 戻れない
  流れる水か 恋の川

3 響く大滝 見上げれば
  私のことなど 小さく見える
  心の痛みを 飛沫でながし
  明日へ一人 生きてゆく
  笑顔でいつか この路を
  歩いてみたい 昇仙峡

天下の奇勝昇仙峡
 かって日本観光百選で、渓谷の部の日本一に推された昇仙峡は、四季おりおりの渓谷美ーとくにそのきぼと奇岩・奇石の変化の妙がすばらしい。
 明治の文人、大町桂月が「九州の耶馬溪を凌ぐ」と激賞したが、入口の天神森から幌馬車に揺られて鈴の音を聞きながら行くときさながら仙境に遊ぶ感がする