そら豆ら豆のお話し

マメ科の1・2年草です。さやが空に向かってつくので空豆、また蚕を飼う初夏に食べ、その形も蚕に似ていることから蚕豆の字が当てられていると言われています。ノラマメ、ナツマメ、テンマメなどとも呼ばれています。

豆類は優れた蛋白質の持ち主であり、炭水化物、脂肪も豊富です。温帯、熱帯、高湿度から乾燥地帯それぞれに適した多種類の物がありますが、ソラマメはダイズ、ラッカセイ、エンドウマメ、インゲンマメ、ヒヨコマメと共に6大食用豆と呼ばれています。

世界で最も古い栽培植物のひとつで、約四千年前に起源があり、原産地の中近東から世界各地へ広まっていったようです。我が国へは8世紀頃伝わってきました。暖地と北日本の寒冷地で作られ、早熟・抑制栽培も行われているため周年供給できる食品です。

種類は、豆の大きさによる大粒種と小粒種。完熟して用いる種実用と、未熟のうちに収穫して青果用(むき実用)とするものに分けられます。品種としては、早生種に房州早生、静岡早生など。晩生種に一寸、於多福(おたふく)、長莢(ながさや)などがあります。5〜6月頃に出回るのは野菜として用いる柔らかい豆。青果用は、塩茹にしておつまみ、含め煮、揚げ豆、すり流し汁などに。西洋料理では、サラダ、クリーム和え、ポタージュに。中国料理では炒め物が一般的です。昨今はピリ辛ブームですが調味料の豆板醤(とうばんじゃん)も乾燥ソラマメが原料に使われています。又、完熟した物は、煮豆、いり豆、おたふく豆にするほか、甘納豆など菓子用に。また、冷凍品にもされています。

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