人参の話

中国では胡の国から伝わっただいこんという意味の「胡羅葡(フロボ)」とよばれています。中国から渡来したにんじんは、日本で古くから知られていた薬用人参と根の形が似ていたので、それと区別して芹人参(せりにんじん)とよばれました。せりと同じような葉をしていたからです。それが食用として広く利用されるようになり、いつしか「芹」がとれてにんじんとなりました。 にんじんは、根を食べる野菜の中では珍しく緑黄色野菜です。オレンジ色の色素はカロテン。
体内でビタミンAに変わります。緑黄色野菜の中でも、カロテン含有量はトップクラス。約50グラム食べれば、成人に1日に必要な量のビタミンAがカバーできます。カロテンの名も、英語のキャロットに由来しています。カロテンは油に溶けやすい物質です。
バターや油といっしょに調理すると、カロテンの吸収利用が促進されます。きんぴらや精進揚げなどは理にかなった食べ方です。


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