びわ(枇杷)のお話し

バラ科ビワ属で、中国から果樹として渡来。産地は千葉・長崎・愛媛・熊本・兵庫・鹿児島など。日本で本格的に出回りだしたのは、実生の中から優良品種の茂木「もぎ」で、約150年前からである。晩秋から初冬に開花し、初夏に橙黄色に熟する。果実は卵球形で大きな種が数個ある。

茂木びわは1果50gほどの小粒ながら、皮がむきやすく果肉は厚く多汁で酸味が少なく甘味が強い。これより大きく70gほどの「田中びわ」があり、この2品種で生産量の80%をしめている。他に、「楠びわ」「土肥びわ」などの品種がある。

左右対称にふくらみ、皮につやがあり、うぶ毛におおわれているものを選ぶとよい。低温に弱い果実なので、常温で保存し、食べる2時間前位に冷蔵庫で冷やすとおいしく食べられる。

果実は傷つきやすい。皮はヘソからヘタにむくとむぎやすい。切り口を長時間空気にふれると褐色に変化するので食べる直前にむくのがよい。 皮をむいて食べるほか、缶詰・シロップ漬け・ジャム・ジュース・果実酒などに利用。葉は薬用、材は櫛や木刀とする。

    

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