おからこ唄は別名臼なで唄ともいい
河口湖周辺で唄われる餅つき唄で
ある。おからことは広辞苑によれば
、東日本でしとをいうと書いてある。
しとぎ(粢)とは同じく広辞苑に、神
に供える餅の名。古くは米粉を清水
でこねて、長卵形としたもの。後世は
糯米を蒸し、少しついて餅とし供えた
しとぎ餅のことである。
おからこ節
唄 村松直則
1 めでたいことが重なりて
嫁はとる娘は他所へ嫁御に
2 めでたい家の台所
朝日さし夕日もさして輝く
3 お山の石はいくつある
千五百また千五百九つ
4 お前の前へ槍が降る
槍じゃない主さんの投げた
柘植の櫛
5 お寺の前の八重桜
お所化様一枚おろし下され
6 十五夜様の出どころは
縞すすき三階松のかげから
7
めでたいものは芋の蔓
すね長で葉広で子供繁昌で