笈形慕情
作詩 大田三元 作曲 望月吾郎
昭和??年
唄 小島加奈
1 流れる雲を 涙に映し
遠ざかる 夢をたどれば
誰を呼ぶのか 山鳩の
鳴いて悲しい ひとり旅
霞む山の端 墨絵のように
2 うす紅色の 花びらひとつ
風に舞い 髪にからんだ
思いきれない 恋ならば
なんで捨てたと 言いながら
笛の音はこぶ 川の黄昏
3 旅に出ますと 手紙を残し
この恋に 別れた昨日
これも運命(さだめ)と 湯の宿に
夢を流せば はらはらと
笈形焼きの 灯りが揺れる