粘 土 節

唄 中沢久雄

1 ハアー 粘土お高やんが
  来ないなんていえば (コラ コラ) 
  広い河原も 真の闇 (コラ)
  広い河原も 真の闇
  ハア ゴッション ゴッション


2 ハアー みせてやりたや
  釜無しの土手の (コラ コラ)
  粘土お高やんの (コラ) 
  日よけ松
  ハア ゴッション ゴッション


3 ハアー 粘土搗くにも
  繻子の帯ヨ締めて (コラ コラ)
  嫁に行くときゃ  (コラ)
  なにヨ締める
  ハア ゴッション ゴッション


3 ハアー 裏のこせ道ヨ
  よくきてくれた (コラ コラ)
  さぞや濡れつら (コラ)
  豆の葉に
  ハア ゴッション ゴッション
暴れ川として知られるている釜無
川の堤防工事の作業唄。明治時
代お高という美声の女性が、この
工事に加わったことからこの曲名
が漬けられたという。
お高は実在の人物で藤巻某と結
婚し昭和八年に死去した。

中沢久雄

合唱