長崎の女

作詩 たなかゆきお 作曲 林伊佐緒

昭和38年
 

 唄 春日八郎

1 恋の涙か 蘇鉄の花が
  風にこぼれる 石畳
  噂にすがり ただ一人
  尋ねあぐんだ 港町
  ああ 長崎の 長崎の女


2 海を見下ろす 外人墓地で
  君と別れた 霧の夜
  サファイヤ色の まなざしが
  燃える心に まだ残る
  ああ 長崎の 長崎の女


3 夢をまさぐる オランダ坂に
  しのび泣くよな 夜が来る
  忘れることが 幸せと
  遠く囁く 鐘の音
  ああ 長崎の 長崎の女