甲州手毬唄 |
1 ひとつ突いたら 風が吹き ふたつ突いたら 雨模様 納屋の暗さが まだつらい トントン機織るとなりでも (藁を打つ) 丸めた背中に 日も暮れる それでもサ *数えて突くほど *強くなる ソレ *てんてんてん てんてんてん *甲州手毬唄 2、ひとつ突いたら とうせんぼ ふたつ突いたら かくれんぼ 親子すずめも 寄ってくる トントン麦踏む 畑一畝(段畑) 稼がにゃならない 山育ち それでもサ *繰り返し 3、ひとつ突いたら いぶり出し ふたつ突いたら 目が沁みる 釜土赤々 早よ燃えな トントン蒔割る 手が荒れた (土間の隅) 嫁いだ晩から 火吹き竹 それでもサ *繰り返し 4、ひとつ突いたら 雛祭り ふたつ突いたら 十五夜よ みんな待ってる 夢のように トントン子宝 いいじゃんけ (声もする) 家中寝るまで 忙しい それでもサ *繰り返し |