清里の女(ひと) |
1 赤岳に 夕日が沈む 清里に 爽やかな 風が吹く 人目を忍んだ 二人には 一夜の夢は 辛すぎる 何時までも 一緒にいたいと 強い女で 生きて行く 私は心の 妻でいい 2 白樺が 朝霧に揺れ 清里に 静けさが 漂うわ あなたの隣で 眠れるの 夢ではないと 泣いた夜 このままで 時間よ止まれと かわいい女で 生きて行く 夕べのあなたを 道連れに コスモス乱れる 清里の 短い夏は 過ぎてゆく 何時までも 一緒にいたいと かなわぬ願い 胸に秘め あなたを待ってる 私です |
昭和39年8月硫黄岳より赤岳を望む