いもがらぼくと

作詩 小野金次郎 作曲 小沢直与志

昭和28年
 

 唄 不明

1 腰の痛さよ山畑開き
  春は霞の日の長さ
  焼酎五合の寝酒の酌に
  おれも嫁女がほしゅなった ヤレ
  (もろたもろたよいもがらぼくと
  日向かぼちゃのよか嫁女)
  
2 鞍に菜の花ヒャラヒャラヒャット
  七つ浦から赤毛布
  可愛嫁女はシャンシャン馬よ
  今年ゃ田植えも二人連れ ヤレ
  (一番に同じ以下省略)
  
  
  
3 種は万倍取り入れ日和
  まこちめでたや出来秋の
  飲みにござれや祝いの酒を
  かかも珍し長着物 ヤレ
  (一番に同じ以下省略)
  
4 ヤイヤ霧島大雪じゃがい
  大根千切り手が痛やや
  おれも出年ははすぐ人の親
  
きつや辛かと言ちゃおれん ヤレ
  (一番に同じ以下省略)

いもがらぼくとの由来は芋の茎で作った木刀を意味し、気立ての良い日向男の心意気を指し又日向かぼちゃとは色は黒いが気立ての優しい日向女を表現しています。地元の方言を取り入れた長閑な情景の中に暖かさが感じられシャンシャンと馬の鈴を鳴らしながらの嫁入り風景が浮かびます。
宮崎への添乗では、出てきた徳利は中身はみんな焼酎でびっくりしたことを思い出します。