花ごよみ

作詞 太田三元  作曲 望月吾郎



唄 戸村 佳

 レースのカーテン くすぐりながら
 生まれたばかりの微風が
 通り過ぎてゆく
 窓辺に挿した コスモスの
 花が静かに 身じろぎをする
 こんな素敵な 午後は
 忘れかけてた名前 思い出している
 花の香りの 記憶とともに
 めくれば嬉しい 花暦


 季節の終わりは 人恋しくて
 なくした恋さえ何故か
 心和ませる
 思い出色の たそがれが
 いつか見た夢 探してくれる
 こんな静かな 夜は
 ほんの少しの酒に酔ってしまいそう
 泉清かに 花笑み映し
 たどれば懐しい 花暦
 

 こんな素敵な 午後は
 忘れかけてた名前 思い出している
 花の香りの 記憶とともに
 めくれば嬉しい 花暦 花暦

「日本古流いけばな」は、明治33年に一世家元角田一忠氏が、甲府の地で甲新山古流として研究所を開設したことに始まる。
「日本古流清泉会」は、同会の家元顧問を務める清水一幸氏が、長年、甲府に於いて開設する生け花教室で、氏は多くの門下生を育て山梨の芸術文化の発展向上に寄与してきた。
その功績を讃え、制作された「イメージソング」である。