富士木挽唄


 唄 中沢久雄

1ハア〜 七分二枚の 板引くよりも
 ハア〜 ズイコン
 ハア〜 かわいあの娘の ナンダ
 袖を引く ハア〜シメコメシメコメ


2ハア〜木挽ゃ山野の 家には住めど  
 ハア〜 ズイコン
 ハア〜 ひのきさわらの ナンダ
 実は食わぬハア〜シメコメシメコメ 
  
  

富士北麓木挽職人が歌った労作唄で
、杣人の伐採した大木を板や柱に、引
き割る作業の合い間に歌っもので、関
東地方には、この種の唄が多い。