白虎隊

作詩 島田磬也 作曲・編曲 古賀政男

昭和12年

唄 霧島 昇
   美空ひばり

詩吟 佐々木神風

1 戦雲暗く 陽は落ちて
  弧城に月の影悲し
  誰が吹く笛か 識らねどんも
  今宵名残の 白虎隊
  
2 紅顔可憐の 少年が
  死をもて守る この保塞
  滝沢村の 血の雨に
  濡らす白刃も 白虎隊


  詩吟
  
  南鶴ヶ城を望めば砲煙あがる
  痛哭涙を飲んで且彷徨す
  宗社亡びぬ 我が事おわる
  十有九士腹を屠って斃る


3 飯盛山の 山頂に
  秋吹く風は 寒けれど
  忠烈今も 香に残す
  
花も会津の 白虎隊
  花も会津の 白虎隊

昭和43年秋地方の役場の職員組合旅行で、当時高速道路が東北にはなかった時で夜行一泊の行程だった。
朝、飯盛山の麓に到着、朝御飯を食べて飯盛山に参拝した。
この時に剣舞のバックに流れていたのがこの歌だった。秋の東北・会津地方は紅葉と晴天に恵まれ美しかった。
その後、鶴ヶ城・野口記念館・桧原湖盤台吾妻高原ルートを経由して飯坂温泉泊まり翌朝は一目散にただただ帰るという行程の繰り返しが3回、さすがにつかれてバスの中は寝るだけという感じだった。
若かった時代の無茶も出来た旅行日程だった。
霧島昇と美空ひばりを比べると面白いと思う。
オリジナルの唄は昭和12年藤山一郎が歌っている。

霧島昇

美空ひばり