青葉の笛

  作詞 大和田建樹  作曲 田村虎蔵


   唄 クロスロード・レデイス・アンサンブル
1、一の谷の 軍破れ
  討たれし平家の 公達あわれ
  暁寒き 須磨の嵐に
  聞えしはこれか 青葉の笛


2、更くる夜半に 門を敲き
  わが師に託せし 言の葉あわれ
  今わの際まで 持ちし箙に
  残れるは「花や今宵」の歌
平家一族の滅亡を悲しく唄った歌。
熊谷直実が一の谷の戦いで功を求め、最後に沖に乗りだす騎馬武者を見つけもどれと呼びかけ討ち取りましたが、その武者の幼顔に世の無常を感じ、武士を捨て僧になり全国を行脚し、そのとき討ち取った武者を弔います その武者の腰についていた笛を題材にした歌がこのうたです。