この歌の掲載までの詳細

過日作詞者の御子息桜本恵一様から掲示板に書き込みを頂きこの曲のアップができました。
お父上様が南アルプス市のご出身で本業の間に作詞をされて
テープに吹き込み周りの方と楽しんでいたとのご案内でした。
このHPに他にも「戦国武将」と「初恋の御勅使川」「桃っ子娘」
「桃源郷音頭」「桃源郷マラソンの歌」が掲載されております。

桜本様、貴重な資料を頂きましてありがとうございました。
     
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あ々須沢城

作詩 桜本 繁 作曲 尾崎晴美


 唄 春日八郎

1 月影蒼く 老松に
  照りそ々ぐ夜は しみじみと
  興亡のあと 返りみて
  崖間をならす 風の音
  歴史を刻む あ々須沢城


2 観音堂に むす苔も
  語るすべない 歳月か
  萩白花も 散りそめて
  烏帽子の情け 露と消ゆ
  創痕哀れ あ々須沢城


3 斜光に映える 山裾を
  銀の糸ひく 御勅使川
  悲運の嵐 人の世に
  盛衰覇者の 五輪塔
  無念の名残り あ々須沢城


須沢城


御勅使川扇状地を見渡せる高台にある山城の跡。城跡らしいものは残っていないが、城の本丸に当たるところに室町初期のものとみられる宝篋印塔(ほうきょういんとう)、五輪塔が数基建てられている。
城主は、当時西郡地方を支配していたと思われる逸見(へんみ)孫六(まごろく)入道(にゅうどう)と言われている。
正平5年(1350年)12月鎌倉で失脚した高師冬(こうのもろふゆ)がこの城を頼って落ちのび、翌年正月、上杉能憲及び諏訪の祝部(ほうりべ)の連合軍に攻められ落城した。(桜雲記による)

データ

所在地/南アルプス市大嵐
所有者、管理者/西区
指定年月日/昭和55年9月24日

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