煙草巻き唄

唄 内藤庄太郎

1巻き衆巻いとくれよ
 筋ょよく抜いて
 信州長野県へ
 出す煙草

  
2巻きも巻いた巻いた
 今年で五年
 主が好くようにゃ
 まだ巻けん


3この家のねえさんの
 愛嬌のよさや
 赤いたすきで
 にこにこと


子の唄は、中巨摩郡の原方と呼ばれる村々で、煙草
巻き作業の時歌われた労作唄で、旧三恵村(若草町)
の内藤庄太郎さんが伝承していた。
たばこの製造は、9月初めころ、栽培された煙草の幹
から葉を摘み取ってよく乾燥させた後、「巻き衆」と呼
ばれる女子作業員によって煙草巻き作業が行われる。
この作業の時歌われるのがこの唄で、他に類を見ない
珍しい唄である。