ピーマンのお話し

ピーマンナス科の1年草です。熱帯では多年草。熱帯アメリカ原産。トウガラシの一種で、わが国では辛味のないトウガラシのことです。仏名はポアブロン、あるいはピマン・ドゥー、中国名は青椒(チンチャオ)とよばれます。我が国では、中肉のエース系、薄肉のさきがけみどり系、異種かけ合わせの一代雑種(F1)が多く栽培されています。生育期間が長く、25°Cが適温(夜間最低18°C)のため施設栽培されるものが多いようです。

産地は、千葉、茨城、宮崎、高知。熟すると黄または赤色になりますが、通常、未熟で鮮緑色で形が整い、つやがあり種子の小さなものが好まれます。露地栽培は7〜8月が旬、施設栽培では一年中出回っています。

平均的な栄養価としては、水分93.5%、糖質4.2%、タンパク質0.9%、脂質0.1%その他ビタミンA効力150IU、ビタミンC80mg。収穫時期が遅いほど緑色が濃くカロテン、ビタミンCが多いものになります。色と香りを生かし、油を用いて脂溶性ビタミンの効率を上げるように使うことが大切です。

日本料理では、衣揚げ、和え物など。中国料理では、炒め物、詰め物、スープなど。西洋料理では、詰め物、バターライスなどに用いられます。秋に出る赤く熟したピーマンは、西洋料理の彩りに、また加工用として瓶詰、缶詰にします。近年は、外来種として赤、黄、オレンジなどの甘味があって大果のジャンボピーマンも多く出回るようになりました。

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