武川山高神代桜
 
作詞 油井壽人  作曲 河原道雄

            編曲 筧 哲郎

唄 マイク河原

1 甲斐駒ケ岳の 裾野をつつむ
  桜隠しの 春がすみ
  峰の根雪も いつしか消えて

  杜もにぎわう 花見の宴
  山高 花の 実相寺
  大地に根を張る
  大地に根を張る 神代桜
  

2 観音薬師 地蔵が岳は
  甲斐の名山 景勝地

  桜並木の 眞原通り
   ソメイヨシノは 春爛漫の
  栄華の夢を しのばせる
  ふる里武川の
  ふる里武川の 神代桜

3 湧水集め 瀬音を作る
  清き流れの 大武川
  風もおだやか 槙原三吹
  ひがん桜は いく百年を
  風雪たえて 競い咲く
  春呼ぶ北杜の
  春呼ぶ北杜の 神代桜

 

日本三大桜

名称・根尾谷淡墨桜
所在地・岐阜県本巣郡根尾村






名称・三春滝桜

所在地・福島県田村郡三春町大字滝桜久


山梨県の北西部に位置する武川村は、南西に南アルプス連峰がそびえ立ち、その山懐から流れ出る豊潤な水と緑に恵まれた自然豊かな山里です。日本の名桜三大桜の一つに数えられる「山高神代サクラ」は 山高の「実相寺」の境内に現存するエドヒガンで推定樹齢は1800年、樹高13.6m、目通り幹周10.6mあり、日本で最古最大級の巨樹として古来より有名な桜です。大正時代に制定された国の天然記念物第一号として大正11年10月12日に、三大桜が揃って指定されるという栄誉を授かっている。日本武尊が東征の帰り道、この地を訪れ、記念にこの桜をお手植えされたという伝承から「神代桜」と名付けられた。後年に日蓮上人がこの桜が衰弱しているのをみて樹勢の回復を祈願され、再び繁茂したとの伝承から別名「妙法桜」とも言われている。