甲州工女唄

作詞 小林一雄  作曲 水野廉太郎

                     

唄 山川春夫 

ハア〜 ソ〜ヤナ〜
故郷は山家で 貧乏育ち
尋常卒えれば 十二か三で
お家の為にヨ〜 製糸の工女
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ


ハア〜 ソ〜ヤナ〜
青梅街道 おいらん渕は
おらんとうみたいな 女の地獄
お父が見送るヨ〜 峠の別れ
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ


ハア〜 ソ〜ヤナ〜
塩山駅から 汽車ポッポ乗って
行く先や 信州 諏訪湖の工場
糸取り工女でヨ〜 泣く籠の鳥
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ


ハア〜 ソ〜ヤナ〜
糸目気にして 脇目もふらず
朝から晩まで 座繰りの繭の
蚕のサナギのヨ 哀れな姿
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ


ハア〜 ソ〜ヤナ〜
おらんとう牛でも 馬でもないわ
鬼より恐い 検番さまに
しごかれどうしじゃ 命が持たぬ
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ


ハア〜 ソ〜ヤナ〜
勤め果たさにゃ 村の衆笑う
血の出る涙で 働き抜いて
年期明ければヨ〜 評判娘
ホンニヤ〜ジャン ヤ〜ジャンケ