琵琶湖周航の歌

作詞  小口  太郎 作曲 吉田千秋

加藤登紀子

  われは湖の子  さすらいの
      旅にしあれば  しみじみと
     のぼる狭霧や  さざなみの
      志賀の都よ  いざさらば

  松は緑に  砂白き
      雄松が里の  乙女子は
     赤い椿の  森蔭に
      はかない恋に  泣くとかや

  浪のまにまに  漂えば
      赤い泊火  なつかしみ
     行方定めぬ  浪枕
      今日は今津か  長浜か

  瑠璃の花園  珊瑚の宮
      古い伝えの  竹生島
     仏の御手に  いだかれて
      ねむれ乙女子  やすらけく

  矢の根は  深く埋もれて
      夏草しげき  堀のあと
     古城にひとり  佇めば
      比良も伊吹も  夢のごと

  西国十番  長命寺
      汚れの現世遠く去りて
     黄金の波に  いざ漕がん
      語れ我が友
  熱き心

琵琶湖周航につい
 三高では明治26年に初めて琵琶湖周航が行われ、以後学生たちによる恒例行事になっていました。
昭和15年ころまで行われていました。三保ケ崎から西岸を北上する時計回りのコースで、
4泊5日、もしくは3泊4日の日程。使われたボートは、フィックス艇といい、固定座席で、漕手6人、舵手1人、他1〜2人でチームを組みました。




琵琶湖周航の歌資料館
高島市では、平成10年4月に「琵琶湖周航の歌資料館」を整備し、歌にまつわる様々な死霊を展示しています。また多くの演奏家、歌手による「琵琶湖周航の歌」のレコードも取り揃えており、ご希望の方には聴いていただくことができます。歌にちなんだお土産や今津町の特産品も多数取り揃えて居りますので、お気軽にお越しください。
入場は無料です。
開館時間 AM9:00〜PM5:00(月曜及び祝日の翌日は休み)
〒520-1622 滋賀県高島市今津町中沼1丁目5−7
TEL 070-22-2108

合唱