昭和61年1月17日、熱海ロータリークラブが「貫一・お宮」の銅像(舘野弘青作)を建立しました

熱海ブルース

作詩 佐伯孝夫 作曲 塙 六郎

昭和14年
 

 唄 松尾和子

1  昨日来た街  昨日来た街
  今日また暮れて
  つきぬ思いの  湯けむりよ
  雨の匂いも  やさしく甘く
  君は湯上り  春の顔

2  思いがけない  思いがけない
  昔のひとに
  逢うて誘うて  錦浦
  過ぎた夢なら  忘れもしようが
  すがり着きたい  雨上がり

3  宮を泣かした  宮を泣かした
  横磯あたり
  おぼろ薄月  気にかかる
  女ごころと  温泉のなさけ
  口にいへない  ことばかり

4 熱海湯の街  熱海湯の街
  湯の香に開く
  花は白梅  山ざくら
  仇に散らすな  奥山しぐれ
  濡れて玄岳  越えらりよか

 箱根と並んで東京の奥座敷といわれた頃の熱海の夜景は素晴らしく、100万ドルの夜景とも言われた。
 温暖な気候、海と山の美しい自然、そして美味しい味覚。明治時代から多くの文豪たちが居を構え、名作を執筆した熱海。その中でもひときわ有名なのが、明治30年より6年間「読売新聞」「新小説」に断続的に掲載された尾崎紅葉の小説「金色夜叉」(こんじきやしゃ)です。
 熱海を有名にしたのは尾崎紅葉の小説『金色夜叉』でした。
この小説にちなむ「お宮の松」と、「熱海の海岸散歩する・・・」で始まる歌謡が一体となり、爆発的に流布し、主人公「貫一・お宮」はあたかも実在の人物のように国民の心をとらえて離さない存在となりました。高等中学生の間貫一(はざまかんいち)が、許婚の鴫沢宮(しぎさわみや)を資産家の富山唯継(とみやまただつぐ)に奪われ、高利貸しの鬼となるストーリーですが、特に熱海の海岸での別れの場面が有名で、超人気小説となりました。
  小説は尾崎紅葉の死によって未完のまま終わり、読者の想像力をかきたて、一目でも物語の舞台を見ようと多くの観光客が熱海を訪れました。現在でも海岸近くの緑地帯の中に「二代目お宮の松」と「貫一・お宮の像」が建っています。

熱海の海岸を散歩したのが1月17日ですがWEBMASTERの誕生日でもあります。

初代お宮の松は道路の真ん中に植えられていた

2代目お宮の松

羽衣の松と呼ばれていた大正4年頃の写真